事故にあってしまった場合に、やるべき事。
もし、あなたや知人が思いがけない事故にあってしまった場合、 最初にどうすべきか? まったく見当が付かないと思います。 さらに、事故にあった後だと、こちらだけでなく相手方も冷静さを 欠いているとも考えられます。 それに、このホームページの内容を目にされる時には、事故で被害に遭われて困ったことができてからのことだと 思われますので、もう初期の対応段階を過ぎてしまっているかも知れませんが、 念のため、チェックポイントを以下に挙げておきます。
大事なのは、最初の3つですが、互いにリンクし合っているところもありますので、 最初にどうすべきか? まったく見当が付かないと思います。 人身事故の場合、双方立会のもと、警察の担当者による実況見分が実施され、供述調書が作成されます。 この時、相手の主張や警察の誘導(?)に対抗して、自分の主張を曲げずにしっかりと伝えてください。 何故なら、加害者は自身の過失を少しでも小さく警察へ主張しますし、 警察の担当者は、被害者に対して「私も、〇〇についてもう少し注意してたら、事故を避けられたと思います。」 みたいな供述調書を作成しようとするからです。 それに、被害者が重症で救急病院へ入院してしまったような場合、先に加害者側だけの実況見分や供述取りが行われ、 その加害者側の情報を基に被害者側の実況見分や供述取りが行われことになってしまいますし、 被害者が重症の場合、気を失ったりして事故の発生状況をハッキリと記憶していないこともしばしばありますので、 警察の記録は、被害者にとって不利になりがちです。 このようなことを避け、万一事故にあった場合に、事故の状況に応じた賠償を受けるためには、ドライブレコーダーの装着をお奨めします。
過失についてつぎに、過失割合についてですが、明らかに相手のセンターラインオーバー、相手の追突、相手の赤信号無視(こちらは青信号) などが原因でない場合、例えばこちらが優先道道路を走行していて、相手車に脇から一方的に衝突されたような事故でも、 相手の保険会社は、こちらの過失を追及してくることが予想されます。 交通事故の賠償では、こちらの損害額に対して、相手の過失割合分しか補償を受けられませんし、 逆に相手の損害額に対してこちらの過失割合分を賠償しなければなりませんので、 事故の過失割合について、自分の主観ではなく、根拠(判例)に基づいて、どの程度であるか? 理解しておくことが大事です。
その根拠としてよく引用される資料として、 ネット上でも、別冊判例タイムズ38の内容をそのまま転載しているサイトが ありますので、検索すれば、ある程度の情報を知ることはできます。 ただ、問題として、加害者や相手の保険会社が適正と考えられる過失割合を頑として認めようとしないことが多くありますので、 示談まで一筋縄で行かないこともあるのが実情です。
治療についてとにかく、交通事故でケガををした場合、整形外科などで診察を受けてください。そして、症状が少しでも残っているうちは、医師の診察を受け加療を続けてください。 そうしないと、ケガが無かったことになったり、ケガが治ったことにされてしまいます。
そして、 どこで治療を受けるか? これが最初に直面する難しい問題の一つです。
ケガが治らなくて治療を続けたいのに、保険会社から「もう治療費は払えません」・「今月で治療を止めてください」 などと指示される場合があります。 このような場合は、当センターへご相談ください。被害者が不利にならないようサポートいたします。
物損について物損賠償のトラブルに関しては、他の交通事故相談では受けつけてくれるところが多くないせいか、 当センターへの問合せがかなりの割合でありました。中には、任意保険に加入せずに事故を起こし、被害者から賠償請求されて困っている旨の相談もありました。
「事故にあった車」の被害の程度については、事故直後にその損害額は決まっていると考えられます。
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納得できる補償を受けるために
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